鵜﨑 庚一先生講座レポ―ト

7月18日は、鵜﨑先生によるシューマン/子供の情景より3曲のアナリーゼの講座でした。
作曲家としての視点からの楽曲分析・解説は、馴染みのある曲でありながらも新たな視点を感じさせるものでした。

鵜﨑先生、ありがとうございました。

本日の講座を終えて…（受講者の声）

・いつもながら鵜崎先生のハーモニーの響きの音の美しさには感動を覚えます。 音楽はハーモニーから出来ている事を改めて強く思いました。 又、ハーモニーの感性を育てる事､生まれつきのものではない事も､､､ まだまだ生徒さんに指導する前に自分の感性を磨かなくてはいけないです。

・シューマンの子供の情景から3曲を解説して頂きましたがその曲だけでなく関連する様々な曲を引き出して興味を持たせてもらえたのが良かったです。曲をご自身で演奏しながらの楽曲分析に先生の長年のうんちくがあり味がある講座でした。

・指導するときはだいたい一曲ずつしかやらないため、全曲通した中での一曲目の主題の大切さ、調性感などつながりがよくわかりよかったです。

・3曲ともとても詳しく分析解説してくださって勉強になりました。ちゃんと弾いたことがないので、第一曲目のテーマが各曲に活用されていることも初めて知りました。 いちばん印象に残っている言葉は調は音色だということです。特にトロイメライで調性はバックグラウンドであって音色として捉えると言われたことがなるほどと思いました。普段生徒にこの曲は何調だというのは言っていますが、機械的に伝えているだけなので伝え方を工夫したいと思いました。

・『トロイメライ』は弾きたいと仰る大人の方が多いですが、やはり取り上げて頂くと更に、その難しさを実感させられました。 4声体対位法で書かれ複雑な転調を感じながら夢の幻想的なイメージを音色で捉える！との話に深みを感じました。