轟千尋先生講座レポ―ト

今回は轟先生の新しく出たオリジナル作品集『碧に寄せる詩』を使って、作曲者の生のお声を聴く貴重な機会でした「直感」を大事にし、タイトルを知らされずまずはいくつかの曲を先生が演奏。それぞれにどんなイメージを抱いたか？タイトルに拘らず自由なイメージをする、生徒にもさせる…想像力豊かな演奏が出来たら素敵！と思わせられるお話でした。
そして、先生の美しい演奏に引き込まれるように聴き入る時間となりました。

本日の講座を終えて…（受講者の声）

・まずは音楽を集中して聴き、その時に感じたことを大事に表現するということは、あまり生徒に伝えていなかったので、今後伝えていきたいと思いました。

・曲を視覚的にとらえてしまうことが多いですが、今回の講座でまず聴いてイメージすることから入る、というスタイルでの講座でハッとさせられる発見が沢山ありました。イメージを固定化させないように子どもに自由に聴いてもらってどう感じるかというのは本当に大切だと改めて思いました。

・楽譜に書いてある事も大事だけど、それ以上に自分の感覚を持って…と言う言葉が印象的でした。

・アナリーゼ(パリコンセルヴァトワール方式)①聴き取る②視覚情報➂解釈は新鮮でした。タイトルに今まで捉われ過ぎていたことに気が付きました。 先生の曲集は近現代の作品を深く研究されオリジナル作品にされて演奏も繊細で美しかったです。

・先生が調性の変化、転調が遠くなればなるほど音色を変えてほしいと仰っていたことを今後の指導や自分の演奏にも意識したいと思います。